簿記2級合格者日商簿記1級を勉強しようかと思っているんだけど、どのくらい大変なのかな。



僕も参考にしたいから、一日のスケジュールを知りたい。
そんな疑問にお答えしたいと思います。
この記事で分かること
- 私の簿記1級受験生時代の一日のスケジュール
- どんなことを意識して勉強してきたか



簿記1級受験生は参考にしてみてください。






無職8カ月間の勉強スケジュール(約1,536時間)


- 睡眠:青
- 勉強:赤
- 筋トレ:黄色
- ゴロゴロ:グレー
- その他:白
最初は無職の8カ月の期間を使って簿記1級の取得に向けて勉強しました。
家では勉強できなかったので、基本的にはカフェで勉強していました。
カフェには、資格取得に励む社会人や学生がたくさんいたので、その人たちから刺激をもらいながら勉強していました。
昼には気分を変えて他のカフェに自転車でハシゴし、移動時間を気分転換の時間にしていました。
- 1週間の勉強時間:45時間
- 1日の勉強時間:約6.4時間
- 8か月の勉強時間:1,536時間



ここまで勉強すれば受かりそうだね。



そう甘くはありませんでした。1,536時間勉強して本試験の点数は、なんと28点。



日商簿記1級怖すぎる…。
受験期間中意識していたポイント
- 集中できない午後の時間帯は勉強しない
- 周りに勉強をしている人がいるカフェで勉強する
- 最初はとにかく質より量を意識する。
集中できない時間帯に勉強はしない
午後の時間帯になると、『机に向かっているのに頭に入っていない状態』が続いていたので、なるべく朝に勉強するようにしていました。
朝しっかり勉強する分、夜はしっかり休んで明日に備えるという感じです。
朝昼に解いた問題集の答え合わせは『ゴロゴロ』の時間帯にしていました。
周りに勉強している人がいるカフェで勉強する
私は家で勉強していると、すぐさぼってしまうので、周りで勉強を頑張っている人がいる環境で勉強をするようにしていました。
運動がてらカフェまで自転車で通い、血流が回ったところで勉強をするというところから一日が始まります。
周りに頑張っている人がいれば、自分も頑張れるのでお勧めです。
最初はとにかく量を意識する
私は勉強をしたことがなかったので、質のいい勉強方法が分からなかったため、まずはネット上の簿記1級の勉強『1,000時間』を目指して勉強していました。
アルバイト7か月間の勉強スケジュール(約825時間)


- 睡眠:青
- 勉強:赤
- 筋トレ:黄色
- ゴロゴロ:グレー
- 仕事:緑
- その他:白
今度は、週20時間のアルバイトをしながら勉強でした。
朝9時から13時半までの仕事で、休憩時間は全て勉強に充てていましたが、朝早く起きることが苦手だったため、朝の勉強はしていませんでした。
仕事が終わったら、近所のフードコートに行き、コーヒー片手に勉強していました。
- 1週間の勉強時間:約27.5時間
- 1日の勉強時間:約3.9時間
- 7か月の勉強時間:約825時間



この頃受けた試験は55点でした。



そんなに勉強しても受からないものなんだね…。
受験期間中意識していたポイント
- 休憩時間や仕事終わりに勉強する
- 書籍を読んで理解を深める
休憩時間に勉強する
とにかく勉強時間を確保するために休憩時間を使って勉強していました。
正直めちゃくちゃ大変でした。
休憩時間はしっかり取るべきだと反省しました。
書籍を読んで理解を深める
とにかくアウトプットばかりだったため、本質的な理解ができていないかもしれないと思い、書籍を読んで理解を深めようと思いました。
読んでいた書籍は桜井久勝先生の『財務会計講義』と、岡本清先生の『原価計算』です。




職業訓練半年間の勉強スケジュール(702時間)


- 睡眠:青
- 勉強:赤
- 筋トレ:黄色
- ゴロゴロ:グレー
- 職業訓練:緑
- その他:白
この頃は、障害者移行支援事業所に通いながらの勉強となりました。
障害者移行支援事業所とは、就職に必要な様々なスキルを学びながら就職活動していく支援機関です。
1日6時間ほど拘束されるため、事業所に行く前の1時間半と、終わってから1時間半~2時間程勉強していました。
- 1週間の勉強時間:約27.5時間
- 1日の勉強時間:約3.9時間
- 半年の勉強時間:約702時間



この頃受けた試験では68点でした。



あと2点はショックだね。
受験期間中意識していたポイント
- 朝に勉強する
- 昼休憩を最低30分取る
朝に勉強する
アルバイター時代は、朝に勉強していなかったのですが、勉強時間があまり取れないということもあり、朝型になりました。
本試験と同じ朝の時間に勉強することで、本番で力が出やすくなります。
自分自身、朝が一番集中できる時間帯だと感じました。
昼休憩を最低30分取る
アルバイト時代、休憩を取らず勉強するのはきついと思ったので、最低30分は休むようにしていました。
無理のない範囲で勉強しないと、その他のやるべきことにも影響することになります。
仕事しながら1カ月間(105時間)


- 睡眠:青
- 勉強:赤
- 筋トレ:黄色
- ゴロゴロ:グレー
- 仕事:緑
- その他:白
最後は仕事をしながらの勉強となりました。
仕事と言っても、障害者雇用だったので、入社したての頃は短時間勤務でした。
新しいことを覚える必要があったので、あまり無理をしない範囲で勉強をしていました。
これまでの勉強の積み重ねがあったので、あとはストレスを溜めずに本試験で100%力を発揮しようと思っていました。
- 1週間の勉強時間:約24.5時間
- 1日の勉強時間:約3.5時間
- 半年の勉強時間:約105時間



この時に晴れて合格できました!



勉強時間が短くても、これまでの勉強の積み重ねが成果に繋がったんだね!
受験期間中意識していたポイント
- 量より質を意識
- 昼休憩を必ず取る
- 無理しない
量より質を意識
この頃は仕事も始めたため、量よりも質を意識していました。
さすがにここまで勉強すると、『勉強量が足りないこと』が不合格の原因ではなく、『勉強の質の悪さ』が原因だと思ったからです。
昼休憩を必ず取る
やはり、休憩を取らなければきついかったので、仕事の昼休憩はきちんと取るようにしていました。
無理をせず、本試験までに体調を万全にしておくようにしておきたかったからです。
トータル約3,168時間で日商簿記1級に合格
ここまで私の合格までのスケジュールを公開してみましたがいかがでしたでしょうか?
日商簿記1級は1,000時間の勉強で合格できると言われていますが、私の場合は3倍かかってしまいました。
ここまで時間がかかっても諦めずに続けてこれたのには、体調管理をしっかりしてメンタルコントロールをしっかりしていたからだと思います。
具体的な体調管理方法はこの本に書かれております。



簿記1級は長期戦だから、体調管理は大事だよね。



そうだね。メンタルコントロールをできる人が試験を制するといっても過言ではないよ。
日商簿記1級は本気で人生を変えたいならおすすめの資格
日商簿記1級は難関資格で、なかなか合格することは難しいのですが、合格すれば人生が変わることは間違いありません。
会計士や税理士に比べて努力が報われやすく社会的ステータスが高いため、学歴がない人にはおススメの資格です。
厳しい道のりにはなるかとは思いますが、本気で人生変えたい方は是非挑戦されてください。
また、現在挑戦されているという方は最後まで諦めずに続けてみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます!
あなたの日商簿記1級合格を心より応援しております。














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