証券アナリスト1次の3科目とは?配点・攻略法を1次合格者が解説

証券アナリスト1次の3科目とは?配点・攻略法を1次合格者が解説のアイキャッチ

「証券アナリスト1次って、何を勉強するの?」「3科目のうち、どれを優先すればいい?」——そんな方へ。

第1次レベルに合格した私が、証券アナリスト1次試験の3科目の中身・配点・攻略の優先順位 を、実体験をもとに整理します。3科目それぞれの性格を知っておくと、限られた時間の使い方が変わります。

この記事の結論
  • 1次は 証券分析(170点)・財務分析(100点)・経済(90点) の3科目・合計360点
  • 配点が最大の 証券分析が試験の中心。ここを固めるのが最優先
  • 財務分析は簿記・財務諸表の知識がそのまま活きる(簿記経験者に有利)
  • 経済はミクロ・マクロの基礎。範囲は広いが得点源にしやすい
証券アナリスト1次の3科目と配点の図。科目Ⅰ証券分析とポートフォリオ・マネジメント170点、科目Ⅱ財務分析100点、科目Ⅲ経済90点、合計360点。配点最大の証券分析を最優先で対策し、財務分析は簿記の知識が活きる
目次

証券アナリスト1次の3科目と配点

証券アナリスト1次試験は、次の3科目で構成されます。まずは配点の大きさをつかんでおきましょう。

科目配点主な内容
科目Ⅰ 証券分析とポートフォリオ・マネジメント170点株式・債券・デリバティブの分析、分散投資・リスクの理論
科目Ⅱ 財務分析100点財務諸表の分析、企業価値の評価、コーポレートファイナンス
科目Ⅲ 経済90点ミクロ・マクロ経済、金融・国際経済
1次は3科目・合計360点。配点は証券分析>財務分析>経済の順

ポイントは、3科目で配点が大きく違う こと。証券分析(170点)は財務分析(100点)や経済(90点)よりずっと配点が大きく、ここを落とすと合格が一気に遠のきます。時間配分も、この配点を意識するのが基本です。

科目Ⅰ 証券分析とポートフォリオ・マネジメント(170点・最重要)

配点が最も大きい、試験の中心科目です。株式や債券などの分析と、複数の資産をどう組み合わせるか(ポートフォリオ)の理論を学びます。

  • 株式の価値評価(配当割引モデルなど)
  • 債券の利回り・価格の計算
  • デリバティブ(オプション・先物)の基礎
  • 分散投資・リスクとリターンの理論(ポートフォリオ理論)

計算問題が多く、慣れが必要ですが、パターンが決まっている ので、過去問で解き方を体に入れれば得点は安定します。配点が大きいぶん、ここに一番時間をかける価値があります。

ぶんぶん

証券分析は『投資の数学』みたいな科目。最初はとっつきにくいけど、電卓の使い方とパターンに慣れれば、むしろ安定して点が取れる稼ぎどころになるよ。

科目Ⅱ 財務分析(100点・簿記が活きる)

財務諸表を読み解き、企業の価値を評価する科目です。ここは、簿記や財務諸表の知識がそのまま活きる分野です。

  • 貸借対照表(BS)・損益計算書(PL)・キャッシュフロー計算書の読み方
  • 収益性・安全性・効率性などの経営指標(ROE・自己資本比率など)
  • 企業価値の評価(DCF・割引現在価値など)

簿記2級・1級を学んだ人なら、財務諸表を読む土台がすでにできている ので、この科目は取り組みやすいはずです。当サイトの財務分析の記事群(BS・PLの読み方、各種の経営指標)は、この科目の理解にそのまま役立ちます。

科目Ⅲ 経済(90点・ミクロ/マクロ)

経済のしくみを学ぶ科目です。ミクロ経済(個々の市場や価格)とマクロ経済(国全体の景気や金融)に加え、金融・国際経済も範囲に入ります。

  • ミクロ経済(需要と供給、価格の決まり方)
  • マクロ経済(GDP・景気・金融政策)
  • 金利・為替・国際経済の基礎

範囲は広めですが、用語と基本の考え方を押さえれば得点源にしやすい 科目です。証券分析にも経済の考え方が出てくるので、早めに基礎を固めておくと相乗効果があります。

3科目の攻略の優先順位

限られた時間で合格を目指すなら、次のような優先順位がおすすめです(あくまで一合格者の考えです)。

STEP

まず証券分析(170点)を固める

配点が最大なので、最優先。過去問で計算パターンに慣れ、安定して点が取れる状態を目指します。

STEP

財務分析(100点)で簿記の貯金を活かす

簿記経験者は得点しやすい分野。財務諸表の読み方と経営指標を押さえ、確実な得点源にします。

STEP

経済(90点)は基礎を広く押さえる

範囲は広いですが、深入りしすぎず、用語と基本の考え方を固めて取りこぼしを防ぎます。

3科目とも合格ラインに乗せる必要がありますが、時間の配分は配点に合わせる のが鉄則です。証券分析を後回しにするのは危険です。

よくある質問(FAQ)

証券アナリスト1次は何科目ですか?

3科目です。科目Ⅰ「証券分析とポートフォリオ・マネジメント」(170点)、科目Ⅱ「財務分析」(100点)、科目Ⅲ「経済」(90点)で、合計360点です。3科目そろえば2次に進めます。

どの科目を優先すべきですか?

配点が最も大きい証券分析(170点)を最優先で固めるのがおすすめです。次に、簿記の知識が活きる財務分析、最後に範囲の広い経済、という配点順の対策が効率的です。

簿記の知識は役立ちますか?

特に財務分析の科目で大きく役立ちます。財務諸表の読み方や経営指標は簿記・財務分析で学ぶ内容そのものなので、簿記2級・1級の経験者はこの科目を有利に進められます。

証券分析が難しそうで不安です。

計算問題が中心で最初はとっつきにくいですが、出題パターンが決まっているため、過去問で解き方を反復すれば安定して得点できるようになります。配点が大きいぶん、慣れれば最大の稼ぎどころになります。

経済は捨ててもいいですか?

配点は90点と一番小さいですが、捨てるのは危険です。範囲は広いものの用語と基本を押さえれば得点源にしやすく、証券分析の理解にもつながります。深入りせず、基礎を広く固めるのが得策です。

まとめ:配点順に、証券分析から固める

最後に、この記事のポイントをまとめます。

  • 1次は証券分析170・財務分析100・経済90の3科目・合計360点
  • 配点最大の証券分析が試験の中心=最優先
  • 財務分析は簿記・財務諸表の知識が活きる(簿記経験者に有利)
  • 経済はミクロ・マクロの基礎。範囲は広いが得点源にしやすい
  • 時間配分は配点に合わせる(証券分析を後回しにしない)

3科目の性格をつかめば、勉強の優先順位が見えてきます。難易度や勉強時間、過去問の使い方の記事とあわせて、合格までの道筋を組み立ててみてください。

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この記事を書いた人

偏差値40の高卒。社会に出てから発達障害と診断され、人生を変えようと簿記に挑戦するも、3級で4回不合格と挫折続き。それでも諦めずコツコツ続けた結果、簿記の最高峰・日商簿記1級(4回目で合格)と全経簿記上級に合格。2026年6月には証券アナリスト(CMA)第1次試験にも一発合格しました。

「低偏差値でも、コツコツ続ければ受かる」を信条に、簿記1級・証券アナリスト・財務分析の勉強法と合格体験を、このブログとKindle書籍で発信しています。

資格:日商簿記1級/全経簿記上級/証券アナリスト(CMA)第1次レベル試験 合格(2026年6月)

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