「証券アナリストの2次試験って、1次とどう違うの?」「難易度は?」——そんな方へ。
証券アナリスト第2次レベル試験とは、1次合格者が受ける記述式の総合試験 です。私自身、第1次レベルには合格し、現在は2次に向けて勉強中 の立場から、2次試験の制度・特徴を、日本証券アナリスト協会の公式情報などをもとに整理します。
※この記事は、2次試験の 制度・特徴を整理したもの で、2次の合格体験記ではありません(私はこれから2次に挑みます)。最新の日程・要項は必ず公式でご確認ください。
- 2次は 記述式の総合試験(1次はマークシート)
- 年1回・6月上旬 に実施
- 合格率は約50%(ただし応用的で油断は禁物)
- 職業倫理・行為基準 の得点が一定に達しないと、総得点に関わらず不合格

証券アナリスト2次試験とは?
証券アナリスト(CMA)になるには、第1次レベル試験と第2次レベル試験の両方に合格する必要があります。2次試験は、その最終関門にあたる記述式の総合試験です。
1次が「基礎を、科目ごとにマークシートで問う」のに対し、2次は「複数の分野をまたいで、記述式で応用力を問う」のが大きな特徴。学んだ知識を、自分の言葉で説明し、使いこなせるかが試されます。
ぶんぶん1次は『知っているか』を選択式で確認する試験、2次は『理解して使えるか』を記述で示す試験、というイメージ。だから1次に受かっても、2次は別の準備が必要なんだ。
1次との違い
1次と2次の主な違いを整理します。
| 第1次レベル試験 | 第2次レベル試験 | |
|---|---|---|
| 出題形式 | マークシート(選択式) | 記述式(総合試験) |
| 科目 | 3科目を科目別に受験 | 総合(複数分野をまとめて) |
| 実施 | 年に複数回(春・秋) | 年1回(6月上旬) |
| 問われる力 | 基礎的な理解 | 応用力・記述で説明する力 |
いちばんの違いは マークシート→記述式 という形式。選択肢から選ぶのではなく、自分で考えて書くため、理解の深さと、説明する力 が求められます。1次の合格者でも、2次は別物として対策する必要があります。
試験科目・出題分野
2次試験は総合試験で、CMAプログラムで学ぶ各分野から、より応用的な内容が出題されます。主に次のような分野です。
- 証券分析とポートフォリオ・マネジメント
- コーポレート・ファイナンスと企業分析
- 市場と経済の分析
- 職業倫理・行為基準
1次で学んだ証券分析・財務分析・経済の知識を土台に、それらを横断して使いこなす力が問われます。
難易度・合格率(約50%でも油断は禁物)
証券アナリスト2次試験の合格率は、おおむね約50%です(年によって45〜55%程度)。
数字だけ見ると「半分受かる」と感じるかもしれませんが、受験するのは1次を突破した人たち です。その中での50%なので、決して甘い試験ではありません。記述式で応用力が問われるぶん、しっかりした準備が必要です。
職業倫理・行為基準の「足切り」に注意
2次試験で特に気をつけたいのが、職業倫理・行為基準です。
証券アナリストは、投資家の信頼を預かる専門職。そのため、職業倫理・行為基準の得点が一定の水準に達しないと、総得点が良くても不合格 になります。「他の科目で稼げばいい」が通用しない、独立した足切りがある点は必ず押さえておきましょう。



ほかが高得点でも、倫理で落ちることがあるんですね…



そう。証券アナリストは『倫理ありき』の資格だから、ここは捨てられない。私も2次対策では、職業倫理を後回しにしないように気をつけているよ。
2次合格後の流れ(CMAになるまで)
2次試験に合格しても、すぐにCMA(日本証券アナリスト協会認定アナリスト)を名乗れるわけではありません。
2次レベル試験に合格する
まずは記述式の総合試験を突破します。
実務経験の要件を満たす
証券分析・投資などに関する実務経験(所定の年数)が必要です。
CMAとして登録する
試験合格と実務経験などの要件を満たし、協会に登録して、はじめてCMAを名乗れます。
つまり、2次合格は「資格取得のゴール手前」。試験+実務経験で、ようやくCMAになれます。
1次合格者として、2次にどう備えるか
最後に、これから2次に挑む私自身の準備方針を、正直にお伝えします(あくまで一受験者の考えです)。
- 過去問で記述式に慣れる:マークシートとは別物なので、書いて説明する練習を早めに始める
- 1次の知識を“使える形”に:選んで終わりでなく、なぜそうなるかを言葉にできるようにする
- 職業倫理を後回しにしない:足切りがあるので、最初から確実に得点源にする
私もこれから挑戦する身なので、進捗や気づきは、また別の記事でお伝えできればと思います。
よくある質問(FAQ)
- 証券アナリスト2次試験とは何ですか?
-
CMA(証券アナリスト)になるための最終試験で、1次合格者が受ける記述式の総合試験です。年1回6月に実施され、証券分析・コーポレートファイナンス・市場と経済・職業倫理などが応用的に問われます。
- 1次と2次の違いは何ですか?
-
1次はマークシート(選択式)で科目別に基礎を問う試験、2次は記述式の総合試験で応用力を問う試験です。形式が選択式から記述式に変わるため、1次合格者でも別の対策が必要になります。
- 2次試験の合格率はどのくらいですか?
-
おおむね約50%(年によって45〜55%程度)です。ただし、受験するのは1次を突破した人たちなので、その中での50%であり、決して易しい試験ではありません。
- 職業倫理で落ちることはありますか?
-
あります。職業倫理・行為基準の得点が一定の水準に達しない場合は、総得点が良くても不合格になります。倫理を重視する資格ならではの、独立した足切りです。
- 2次に合格すればCMAになれますか?
-
試験合格だけではなく、所定の実務経験などの要件を満たし、協会に登録してはじめてCMAを名乗れます。2次合格は資格取得のゴール手前、と考えるとよいでしょう。
まとめ:2次は「記述式の総合試験」
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- 2次は記述式の総合試験(1次はマークシート)
- 年1回・6月上旬に実施
- 合格率は約50%でも、1次突破者の中での50%
- 職業倫理・行為基準に足切りがある
- 2次合格+実務経験で、ようやくCMAになれる
2次試験は、証券アナリストになるための最終関門です。1次の合格体験や難易度の記事とあわせて読むと、CMA取得までの全体像が見えてきます。最新情報は必ず公式でご確認ください。










