「試験まであと2週間、直前期は何をすればいいの?」「焦って何から手をつけていいか分からない」——そんな方へ。
偏差値40・働きながら 4回受験して簿記1級に合格した私が、直前期(試験2〜4週間前)の過ごし方を、やること・やめることに分けて整理します。直前期は「新しいことを足す時期」ではなく、今ある力を本番でちゃんと出せる形に仕上げる時期です。
- 直前期は 新しい教材・新規論点に手を出さない
- 過去問の解き直しと、苦手論点の一点集中に絞る
- 時間配分の練習をして、本番で「解ききる」感覚を作る
- 生活リズムを本番(午前〜午後)に合わせる

直前期はいつから?(残り2〜4週間が目安)
人によって差はありますが、直前期は試験のおよそ2〜4週間前を指します。この時期に入ったら、勉強の中身を「インプット中心」から「本番で点を取る練習」に切り替えます。
| 時期 | やることの中心 |
|---|---|
| 残り3〜4週間 | 過去問を時間を計って解き直し、間違いを論点ごとに整理する |
| 残り2週間 | 苦手論点を一点集中で潰す。新規論点には手を出さない |
| 残り1週間 | 全体の見直しと時間配分の最終確認。生活リズムを本番に合わせる |
| 前日・当日 | 見直しノートだけ。新しいことはやらない。早く寝る |
大事なのは、残り日数で「やることの優先順位」を変える こと。残り3週間でやることと、前日にやることは違います。下の表のイメージで、ゴールから逆算して詰めていきましょう。
ぶんぶん私は4回受験する中で、直前期に焦って新しい問題集に手を出して失敗した回があるんだ。逆に合格した回は、直前は過去問の解き直しと苦手潰しだけに絞ったよ。
直前期に「やること」3つ
限られた時間で合格に直結するのは、次の3つです。
過去問を時間を計って解き直す
一度解いた過去問を、本番と同じ制限時間で解き直します。「解けるはず」が「本番で解ききれる」に変わるまで繰り返すのが直前期の役目です。過去問の使い方は別記事で詳しく解説しています。
苦手論点を一点集中で潰す
間違いノートや過去問の×印を見て、最も失点している論点を1〜2個に絞って集中的に復習します。あれもこれもより、穴を1つずつ塞ぐほうが点が伸びます。
時間配分のリハーサルをする
商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を、どの順番で何分ずつ解くかを決めて練習します。本番で「時間が足りない」を防ぐ最後の仕上げです。
時間配分の具体的な戦略(解く順番・各科目の時間)は、別記事にまとめています。直前期はこの記事の手順を実際に試す時期です。
直前期に「やめること」4つ
逆に、直前期にやると逆効果になりやすいのが次の4つです。
- 新しい教材・新しい問題集に手を出す(消化不良で不安だけが増える)
- 難問・奇問を深追いする(配点の小さい論点に時間を使いすぎる)
- 徹夜・詰め込みで生活リズムを崩す(本番の午前に頭が働かない)
- SNSや合格体験記を見て焦る(人と比べても点は伸びない)
直前期は 引き算の発想 が大切です。やることを増やすより、「やらないこと」を決めて、力を出す範囲に集中しましょう。
1週間前〜前日・当日の過ごし方
ラスト1週間は、知識を増やすより「コンディションを整える」ことが中心になります。
- 全体をざっと見直し、頻出論点の手順を最終確認する
- 本番と同じ時間帯に過去問を解いて、頭を試験モードにする
- 持ち物(電卓・受験票・身分証)を前日までにそろえる
- 前日は 新しいことをやらない。見直しノートを眺めて早めに寝る
当日の持ち物や試験の流れは、別記事で詳しくまとめています。直前期のうちに一度目を通して、当日の不安をなくしておきましょう。



直前期になると、つい不安で新しい問題集を買いたくなります…



その気持ち、すごく分かるよ。でも直前に必要なのは『新しい知識』じゃなくて『今ある力を出しきる練習』なんだ。過去問の解き直しを信じて。
4回受験して分かった、直前期の「本当の正体」
私は1回目(162回)を 1,536時間かけても28点 という結果から始め、55点→68点と伸ばし、4回目(167回)で 70点で合格しました。点が伸びなかった回をふり返ると、直前期に「あれもこれも」と手を広げて、結局どれも仕上がっていませんでした。
合格した回の直前期は、やることを 過去問の解き直しと苦手潰しの2つ に絞り、新しいことは一切やりませんでした。直前期は、知識を増やす時期ではなく、持っている力を本番で出しきれる形に整える時期 なのだと、4回受験して心から実感しています。
よくある質問(FAQ)
- 直前期はいつから始めればいいですか?
-
試験のおよそ2〜4週間前が目安です。この時期に入ったら、新しいインプットを減らし、過去問の解き直しと苦手論点の復習、時間配分の練習に切り替えます。
- 直前期に新しい問題集を買うのはアリですか?
-
おすすめしません。新しい教材は消化不良になりやすく、不安が増えるだけのことが多いです。直前期は今まで使った教材と過去問をやり込むほうが点につながります。
- 直前期は1日何時間勉強すればいいですか?
-
人それぞれですが、時間の長さより「過去問を本番の時間で解ききる」質が大切です。働きながらなら、まとまった時間より、解き直しと見直しを毎日続けるほうが効果的です。
- 前日は勉強しないほうがいいですか?
-
新しいことはやらないのが基本です。見直しノートで頻出手順を確認する程度にとどめ、持ち物の準備と十分な睡眠を優先しましょう。本番で頭が働く状態を作るのが最優先です。
- 直前期に過去問は何回分やればいいですか?
-
回数より「一度解いた過去問を、間違えた論点が解けるようになるまで解き直す」ことが大切です。新しい年度を増やすより、解いた分を確実にものにしましょう。
まとめ:直前期は「足す」より「絞る」
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- 直前期は試験2〜4週間前。新しいことは足さない
- やること=過去問の解き直し・苦手の一点集中・時間配分の練習
- やめること=新教材・難問深追い・徹夜・SNSで焦る
- ラスト1週間はコンディション重視。前日は早く寝る
- 持っている力を本番で出しきる形に整えるのが直前期
直前期は誰でも不安になります。でも、やることを絞って淡々と続ければ、本番でちゃんと力は出ます。コツコツ積み上げてきたあなたなら大丈夫。合格を応援しています。



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